【交通事故】 弁護士費用特約を活用しましょう

2016-10-01

自動車保険については損害保険会社から各種商品が提供されていますが、その特約として弁護士費用特約があります。これは、保険契約者等が交通事故によって被った損害を相手方に賠償請求するときに生じる弁護士費用や、法律相談をするときの費用等を保険会社が負担するものであり、自動車保険のオプションとして加入するものです。

一般的には、弁護士費用については1事故につき1名あたり300万円、法律相談・書類作成費用については1事故につき1名あたり10万円が限度となっています。弁護士費用が300万円を超えることは通常は考えにくいので、弁護士費用についてお客様の持ち出しになることはほぼないと言って良いでしょう。

弁護士費用特約では、保険契約者自らが弁護士を選ぶことができ、また、弁護士の知り合いがいないという場合、保険会社から弁護士を紹介してもらうこともできるのが一般的です。日本弁護士連合会ではリーガル・アクセス・センター(通称:LAC)を通じて弁護士を紹介しており、多くの保険会社が日弁連と協定を結んでおります。

弁護士費用特約を利用することによって、従来は費用対効果の面から弁護士に事件処理を依頼するのが難しかった物損事故についても、弁護士を利用しやすくなっています。

当事務所でも弁護士費用特約に対応しておりますので、請求を迷われている方はお気軽に当事務所までご相談ください。

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