むち打ちについて

むち打ちとは、頸部に急激に外力が加わることによる鞭打ち運動を原因として、頸部筋、項部筋の筋繊維の生理的可動域を超える過伸展、過屈曲が生じたことによって現れる種々の症状(症候群)を総称したものをいいます。

事故直後の急性期の症状としては、頸部痛や頸部不快感を訴えることが多く、事故から2、3日後あるいはそれ以上の期間経過後に症状が現れることもあるとされています。また、症状が持続し、慢性化する場合もあります。

むち打ちの場合、他覚的所見に乏しいため、後遺障害の認定には困難を伴いますが、全く後遺障害の認定がされないわけではなく、後遺障害等級の12級(局部に頑固な神経症状を残すもの)、または14級(局部に神経症状を残すもの)に該当することがあります。

後遺障害に認定されますと後遺障害慰謝料や逸失利益の請求ができるようになり、請求額が増額となる見込が出てきます。後遺障害等級の認定を受けられるか否かが損害賠償請求に当たって重要なポイントとなります。

 

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